2000年02月23日

香港お茶の旅

『旅行スケッチ』 
日 程:2000年2月10日(木)〜13日(日)の3泊4日。
行き先:香港

『旅行のあらまし』
昨年(99年)の3月に実行した台湾への旅、今回の香港旅行は、その続きとでも言ったら良いのでしょうか。台湾から戻った当初は、二度目の台湾旅行を狙って、鶯歌とか淡水、はては花蓮まで足を伸ばしてとか計画を立ててみましたが、よく考えてみると、お茶のメッカである香港にまだ行っていないことはおかしいのではと思うようになりました。結集するのはまたまた、中国茶メーリングリストの皆さんですが、今回はわずかに3名。したがって、香港ミニオフとなってしまいましたが、今度も東京からのHさん、それから香港在住のBさんに大変お世話になりました。無理のないスケジュールでしたから、思いのほか、楽しむことが出来ました。感謝です。

『出発まで』
いつも決算前の忙しい時期に旅行を設定する方が悪いのですが、今回も出かけるまでの調整が一苦労。おまけに、2月に入ってから色んな問題が噴出し、「おまえこんな時期にどこへ行く」状態。仕事はある・問題は山積み、でも、ここでくじけたら男がすたる。(そんな大袈裟なもの?)しかし、とにかく出てきました。こんな時期でも遊びに行くところに私の存在意義があるのではと勝手に思いこむ。勘違いかも知れないけれど、それとなく応援してくれる人もいるようだし、何とかなるでしょう。

香港お茶の旅(一日目)

『シンガポール発』
フライトはキャセイで出発は20時前。会社を5時過ぎに出て、自宅へ。着替えて空港へ向かいました。事前の情報では、この時期の香港はかなり寒いという話でしたから、セーターを準備し、ひょっとしたら凄く寒いのではとの危惧から股引まで用意。コートは嵩張るので、マフラーも準備。用意万端です。

空港でチェックインしたあとに、ケーキ屋さんの「ブンガワン・ソロ」でお土産を購入。やはりパイナップルタルトは売り切れ状態でしたので、ケーキを買いました。ついでに、両替もしましたが、これは街の方がレートが良かったようです。やはりラッフルズプレイスのアーケードビルの両替商が一番レートが良いのかな。今後のこともあるので、メモメモ。

『香港空港到着』
香港までの旅は、ボーイング777でした。予想通り飛行機は超満員。一度皆が席に着いたときは、若干の空席がありましたが、それからまた何人かが乗ってきましたから、やはりキャンセル待ちにスタンバイと言うのがあるのですね。飛行時間は3時間半。飛行機に乗る時間もこの程度ですと、食事が出て、映画見終わる頃に、到着ですから、ちょうど良い感じです。5時間を超えると苦痛ですね。

飛行機の中では、そんなことでゆったりとしていましたが、到着前になって、入国カードが配られていないことに気づきました。皆さん旅慣れた方ばかりですから、スチュワーデスも配って歩くことはしないようです。おまけに最近では、シンガポールのワークビザを持っているため、シンガポールの入国はビザ保有を示すカードの提示だけですので、すっかり出入国カードの存在すら忘れていました。慌てて降りる際にカードを貰い、イミグレ前のカウンターにて記入しました。記入し終わり、イミグレの窓口にカードを提出したところ、中国語で話しかけられ、また焦る。シンガポールも長くなってきたので、雰囲気も中国人ぽくなってきたのかと考えましたが、何のことはない、あいや〜香港レジデント窓口でした。係りの人から、外国人はあっちだよと教えて貰いようやく、イミグレ突破。

『六國酒店』
ワンチャイにある六國酒店を予約していましたので、空港からはシャトルコーチを利用します。空港から市内へは電車とタクシーそしてバスがありますが、今回はシャトルバス。税関を抜けたのが11時半前でしたが、バスは12時出発と言うことですから待つこと30分。バスは、大型のリムジンでしたが、乗り込んだのはわずか6人。ホテルは、なかなか綺麗なものでした。

ホテルで荷ほどきしてみると、スリッパを忘れたことに気づきました。念のためドライヤーまで持ってきたのに、パジャマも持ってきたのに、スリッパが〜〜〜〜〜〜。仕方なく、裸足で歩き回りながら、あした街で買うことに。疲れたので、お風呂は明日の朝入ることにして、寝ることに。1時半でした。

香港お茶の旅(ニ日目)

『起床・身支度』
日本から参加するHさんは、今日の夜の到着ですから、3人が揃うのは明日から。昨晩が遅かったため、起床は7時。日本から参加するHさん(香港旅行回数数知れず。香港博士である。)から、朝食のお勧めとして、となりの金鐘(アドミラルティー)駅にあるアイランドシャングリラのアイランドカフェでのビュッフェを勧められていましたが、お腹も減っていたことですので、取りあえず今日はこのホテルにて取ることに。

朝食も済み、9時には出発することで身支度をするも、どうもそれほど寒くはなさそうな雰囲気。ただ、フェリーで尖沙咀に渡ることもあるので、やはり念のため用意してきたネルシャツとセーター、コーデュロイパンツと言う衣装に着替えることに。さて、出発です。

『オクトパスカード』
香港版のプリペイドカードであるオクトパスカード(八達通)は、地球の歩き方にも紹介してありますが、使ってみて大変便利なものでした。地下鉄(MTR)の駅にて購入するのですが、登録料(使用可能額)100HK$、保証金50HK$の合計150HK$を支払います。残高の補充は何回でも出来、カードは3年間有効。使い方は、改札機についているセンサーの上にかざすだけで、バッグや財布に入れたままでもOK。また来るかも知れないから、買っておいて損はなし。

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『MTR』
シンガポールでは地下鉄はMRTですが、ここ香港ではMTR。この地下鉄の建設には、日本のゼネコンも多大な貢献をしています。建設の技術的な貢献もさることながら、MTR建設を管理したコンサルタントの管理の厳しさはかなりのものであったらしく、お金の面でも苦戦したと聞いています。そして、その管理部隊が、香港のMTR建設が一段落した後、シンガポールに移ってきたそうです。香港のMTR建設で培ったゼネコンを牛耳るノウハウを駆使して、シンガポールでも活躍しているとのこと。ちなみに、私の働いている会社も、香港・シンガポールで地下鉄を受注しています。苦労しているようです。

『市内散策』
ホテルから、ワンチャイ駅まで歩き(5分ほど)、そこから金鐘駅へ。Hさんのアドバイスによれば、アイランドシャングリラから行けば、楽に行けるとの話でしたが、駅からシャングリラホテルへ行く方法が良く分からず、結局は道路に降りることに。道路沿いに、中環の方へ向かうと、真正面に有名な中国銀行の建物が。私の想像の中では、もっとたっぱの高い建物であるとのイメージでしたが、それほどでもない。でも、やはり凄い。ちょっと写真を。

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シンガポールの中国銀行はただの白い壁の建物ですが、香港の建物は、超近代的な建築物。裏から見た方がもっとフォルムが良く分かるのでしょうが、今日は建築巡礼の旅ではないので、この辺にしておかないと。再び、茶具文物館を目指すことにしました。

茶具文物館はフラッグスタッフハウス(元イギリス連隊指揮官邸)の中にありそのハウスは香港公園の中に。道なりに歩いていると、公園の看板があり、左折します。すると厳しい上り坂が。ふうふう言いながら登っていくと、ありましたありました、文物館のサイン。

確かに、綺麗な建物です。でも、まずは、呼吸を整えて、それから、セーターを脱いでと。ネルシャツを脱ぐわけにも行きませんが、とにかく暑い。天気の予想は大外れで、結局この日は一日セーターを持って歩くことになりました。暖かいことはありがたいことです。

『茶具文物館』
住所   香港中環花棉路10 
電話   852-2869-0690
開館時間 午前10時〜午後17時
定休日  毎週火曜、12月25〜26日、元日、旧正月の最初の3日間

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無料というのに先ずはびっくり。ただ、壁の至るところに写真禁止の文字が!!こんなこともあろうかと、明るいレンズを持ってきて正解。ガードマンの目を盗みながら、少しずつ写していきました。

以下、その労作です。

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『陳列品』
茶具文物館については、事前にお勉強もしていましたので、陳列品についての知識もいささかあったのですが、
でも上の写真のうちの右下「五彩十二花神杯」、左上「方壺」時大彬(16世紀頃)などはやはり本物に巡り会うと興奮するものでした。おりしも、茶壺の他に、磁器も展示されていましたし、天目茶碗なんかもあって、楽しめました。花神杯のレプリカ、文物館の売店にて2000HK$弱で売られていましたが、ちょっと心動くも、財布動かず。

『競馬博物館』
文物館をあとにして、一路タクシーにてハッピーバレーへ。Hさんのお勧めにて、競馬博物館を見ることに。行ってみて、これは失敗だと思ったのは、香港競馬の馬を自分が何も知らないと言うこと。ビデオや写真で、歴代の名馬が展示されているのですが、なにせ知らないのだから。そんなことでここはわずが滞在時間10分。

『銅鑼湾へ』
早々に競馬博物館をあとにして、銅鑼湾へ。タイムズスクエアの前にある、ワンタン専門店で昼食です。「池記」はガイドブックにも載っている有名なお店ですが、取りあえずは入ってみることに。確かに、ワンタンは美味しい。海老がプリプリしています。スープも美味しいのですが、ちょっと煮詰まり気味。塩辛い。でもそれなりに満足。香港の味のレベルはかなり高い。侮れない。

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『尖沙咀』
お腹もふくれたので、スターフェリーで九龍へ。フェリーを下りて、そのまま右手に歩いていくと、香港藝館・香港太空館・香港科学館があります。お昼からの目的地はここ。ここで、芸術館とスペースシアターを見学します。先ずは、芸術館へ。入場料は10HK$、安い。内容ですが、これがなかなかのものでした。特に、陶磁器のコレクションはかなりのもので、私の好きな乾隆帝の時代のものもありました。とても満足です。

『スペースシアター』
プラネタリウムを使ったシアターで、時間旅行を扱った1時間ものの科学映画とファンタジア2000が交互に上映されていましたが、ファンタジアは既に売り切れで、科学映画を選択。時間があったので、科学館も見学しましたが、これはそれほどでも無し。時間が来て、プラネタリウムへ。日本語のサービスもあって最初は興味深く見ていましたが、多分5分後くらいにすっかり眠ってしまったようで、目が醒めた頃には上映も終わりにかかっていました。あの体勢が眠りを誘うんですよねえ。そういえばプラネタリウムで起きていた試しがないなあ。

『再び銅鑼湾へ』
4時過ぎになったので、再び、銅鑼湾に。スリッパを買って、ホテルで飲むためにビール・お茶などをそごうデパートで購入。夜の食事については、Hさんから色々お勧めのレストランも紹介していただいていたのですが、結果どうなったと言うと、そごうの地下の日式レストランにて、ハンバーグ定食を食べたのです。あんな感じの、洋食というもの、シンガポールには意外とないのですよ。でもトホホの夕食ではありました。

さて、あしたは待望のお茶屋さん巡り。楽しみです。

香港お茶の旅(三日目)

『昨晩の反省』
昨晩は、7時にはホテルに戻ったこともあって、手っ取り早く旅行記をメモろうと思っていたのでしたが、風呂上がりにそごうの地下にて調達したビールとおつまみをいただいていると、猛烈な睡魔に襲われダウン。以前一度香港には来たことがあるものの、その時は車にて街をさっと流しただけでしたから、実質的に観光は無し。実際に街を歩いてみると、坂道、歩道の狭さ、歩き方のペースが合わないなどなどで、疲れたのでしょう。

さあ、今日はいよいよ茶館巡りです。

『待ち合わせ』
8時半にホテルロビーでHさん・Bさんと待ち合わせ。8時半ですから、ゆったりと準備をしていましたら、電話があり、もうロビーで待っていると。これが8時15分、「う〜ん、敵もいれこんでいるな。」などと考えて降りていきますと、Bさんはすでに「陸羽茶室」に席取りのため先乗りしているとのこと。段取り、完璧!

『陸羽茶室』
創業1927年。既に70年以上の歴史があり、店内もレトロな調度品がならぶ、落ち着いた雰囲気。朝7時半から10時半まではワゴン形式の注文、その後はオーダーシート方式になります。ワゴンもゴロゴロ押してまわるものではなくておばさんが、駅弁スタイルで売りに来ます。これがまた良いのです。

住所   中環士丹利街24號地下
電話   2523-5464
営業時間 午前7時〜午後17時半(〜23時)
定休日  年中無休

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話戻りまして、HさんとホテルのあるワンチャイからMTRで中環へ、そこから徒歩で陸羽茶室へ。遠くありません。お店は、大変立派な門構えで、おまけに入り口にはインド人(シーク族)のガードマンが。ちょっと緊張しつつ入ってみると、中は適当に古ぼけていて、適当に喧しい、とても居心地の良さそうな空間でした。しかし、1F〜3Fまで探してみても、Bさん見あたらず。見落としたのかとい1Fに戻ってみると、いたいた。新聞読みながら悠然としてます、「これこれ、お店に同化しすぎですって。」事前の情報では、Bさんの大学時代の同級生も一緒にいると言うことでしたから、てっきり2人以上でいると思っていましたが・・・。理由を聞いてみると、降りる駅を間違えてしまったから、中環に着いたら携帯に連絡が来る由。では、そういうことでと、腰を落ち着け、久しぶりの再会の挨拶。前にBさんとお会いしたのは上海でしたから、もう2年以上前のこと。ML上でいつも情報を交換しあっていますから、久しぶりというのも変ですし、不思議なものです。
              
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『洗浄』
陸羽茶室のテーブルの上には、あらかじめ箸・湯飲み・レンゲ・スープ用の小椀が並べられています。Bさんのお薦めに従って、小椀にお茶を注ぎ、その中で湯飲み・箸・レンゲを洗います。小椀の中で、湯飲みを回しながら洗う作法?はなかなかのもので、わたしも真似していましたが、これってお店の人に失礼でもありますね。しかし、香港では食器の濯ぎ方が悪いので、自衛のため香港の人は皆こうしているのだそうです。私の場合は、いままで赴任した国がそれほど衛生的ではなかったせいか(ネパールと中国)、もうあまり気にしないようにしていますが、それでも中国駐在時代、寧波旅行の際に食べた湯団は、食器もレンゲもかなりいってました。こんなときは、マイ箸・マイレンゲなどを持参するという対抗策がありますが、洗うのも気休めとしては正しいんでしょう。結局、潔癖さも一種の強迫神経症だと思いますので、とにかく何でも良いから洗った事実で自分の心を落ち着ける。私はこれでOKです。

『全員集合』
そんな食事前の儀式をとりおこなっていると、やがてお友達から連絡あり、無事に到着。彼女(お二人でした)達は、アマチュアのサルサバンドに参加していて、そのバンドが香港でライブを行うための来港であるそうです。びっくりしたのは、私が所属している海外部門でポーランドに赴任中のM君が知り合いであると言うお話があったこと。Bさんは中国語科ですが、彼女は独語。そういえば彼も独語であったな。ただ、入社以来赴任しているところは、大連であったりポーランドであったり。そんなお話でしばらくの間盛り上がりました。

『点心』
時間はまだ9時台ですから、おばさん達が首から点心の入ったケース?を抱えて、テーブルをまわります。無理矢理置いていこうとするおばさんもいれば、要りますか?と言う態度の人もいます。私たちは、蓮の葉で蒸し上げたちまきを皮切りに、どんどんと点心をポーレイ茶で流し込みます。

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Hさんのメモによれば、食べたのは、
・金陵荷葉飯  ・家郷蒸粉果  ・鴻運大包翅
・腸粉     ・笑口叉焼包  ・鮮牛肉焼売
・香{木亡}{火局}布甸 
・香麻笑口棗  ・層酥鶏蛋撻

であるそうですが、皆さんは字面だけでどんな点心か想像できますか?笑口という字は、チャーシュウマンでパカッと口が開いたもの指す。そんな知識をBさんとHさんに教えて貰いながらの楽しいひととき。点心はそれぞれ美味しかったのですが、とりわけ、最後に注文した厚焼き玉子状のデザートは美味しかった。プリンとくに焼いたプリンが大好きですから、こういうものは嬉しい。本当は、テーブルに残ったものも全部食べたかったけれど、あまりパクつくとなんだと思われると考え、じっと半分で我慢。辛い。

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しゃべっては点心つまんで、プーアル茶を飲んで、またしゃべっての繰り返し。こんなふやけたムードが本当にぴったりのお店で、すこぶる居心地良し。結局、ここで11時頃まで過ごしてしまいました。 すでに、駅弁おばさん連も一人二人と減っていきます。お腹も十分にふくれましたから、そろそろ次の目的地へ。Bさんのお友達は、ヒルサイド・エスカレーターに乗りたいと言うことでここでお別れです。いよいよ上環茶荘めぐりです。

『楽茶軒』
トニーさんのお店を最初に覗きましたが、お客さんが沢山おられましたから、先に楽茶軒を見ることに。このお店、以前は良かったのにとか、店員さんがねえという何かと評判のお店であるようですが、私はそれなりに気に入りました。

住所   香港上環皇后大道中290號(樓梯街)高層地下
電話   2805−1360
営業時間 11:00−19:00
定休日  旧正月

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お店に入り、お茶を眺めていると、秋茶の鉄観音を早速淹れてくれました。飲んでみるとなかなかいける。どんなお茶と聞いてみると、99年の得奬を取った鉄観音であると。値段は、76gで200HK$。Hさんに確かめると、その値段であればそれなりにリーズナブルであるらし。ではとこれは最小単位の76gを買わしていただいて、もう少し店内を見回すと凍頂烏龍茶もあったので、これも淹れて貰いました。これは大量消費向き?このお茶が76g150HK$。これもお土産用に購入。この店ですが、写真のように小綺麗ですし、おばさんとお姉さん(写真には登場せず。)も親切でした。悪くないお店です。

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『顔奇香茶坊』
中国茶MLでは、トニーさんのお店で有名ですが、トニーというとトニー谷とかトニー田中とかしか思いつかない私です。が、実際、トニーさんにお目にかかってみると、とても優しい顔をされた方でした。古本屋のご主人のようなイメージ。ご贔屓筋には、「今日は珍しいものが手に入ったよ」と奥から特別のお茶を出してきてくれそうな・・・。でもそうなるためには、かなり通わないといけないか。

住所   香港上環蘇杭街136號地下
電話   2544−1375
営業時間 9:30−19:00 (日曜、祝日は13時〜)
定休日  不明

顔奇香茶坊は、楽茶軒から歩いて2分。坂道を少し戻れば、すぐにお店の前に。トニーさんはまだ日本人と思われるお客さんの相手をされていましたので、お店の中を見せていただくことにしました。

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店の奥には、高級な茶器の飾り棚が。今回の旅行では、お茶だけを購入しようと固く誓っていましたので、茶器は出来るだけ見ないようにと言うのが対抗策でしたが、これはどうも効かないか?とにかく、茶器を眺めているうちに、茶杯で気に入ったものがありました。通常自宅でお茶を淹れるときに、小さな茶杯でちびちび飲んでいると段々辛気くさくなってきます。まあ、日本酒ではないわけですから、杯が小さいからと言ってぐい飲みタイプを買う必要もないのですが、手頃な大きさの茶杯を探していたのも事実。しかも花や蝶の描かれているものはちょっとしっくりこない。それで、上にある棚にあった茶杯のことですが、漢詩が書かれていて、全体のイメージもかなり渋いもの。茶缶・茶海・茶杯の3点セットでした。値段はそれなりのものですので、少し迷いましたが、結局買うことに。これで安心してお茶がいただけます。

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さて、買い物も決まったところで、トニーさんにお茶を淹れて貰うことに。ご馳走になったのはポーレー茶2種。最初に、紅茶ベースの「紅印普レイ茶」。それから緑茶ベースの「特級珍蔵雲芝茶」。どちらも美味しくいただきましたが、私の好みでは、少しすっぱい感じのする紅茶ベースのものより緑茶ベースの方がより良かったかな。結局、ここでは、茶器セット(ただし茶を除いた2点のみ購入。)と特級珍蔵雲芝茶を購入。Bさんの顔が利いて、10%引きで買えました。

『銅鑼湾へ』
これで上環茶荘めぐりはお終いです。ただ、今までで触れていませんが、もう一つ「邀月軒茶坊」というところに行きました。でも、ここは特に触れる必要も無いお店ですので割愛。失礼。

『茶館巡りの後』
と言うわけで、目的は終了。この後、「茶藝楽園」にちょっと立ち寄り、乾燥無花果のお茶請けを購入して、ひとまずは荷物を置きにホテルへ戻ることに。ホテルの近くあるVCD・DVD屋さんにちょっと立ち寄り、ぽっぽ屋のVCDを購入してしまいました。凄く安くてびっくり。もちろんシンガポールでも行くところに行けば、VCD一枚100円というところもありますが、ここでは海賊版ではないものが300円から500円。なんというか・・・。

『映画鑑賞不発』
この日の午後は、Bさんが会社の偉いさんのアテンドと言うことになっており、Hさんと私は映画を観ることにしていました。お目当ては「決戦・紫禁城之嶺」。イーキン・チェン主演のアクション時代劇。ところが、時間を調べてみると、この映画やってません。終わってしまった。おまけのやっている映画と言ったら「トイストーリー2」。勘弁して欲しい。そんなことで、残念ながら映画鑑賞は中止。

『周之荘』
Hさんが夕食に選んだのは、客家・広東料理のお店。いただいたのは、またもHさんのメモによりますと、
・鶏の紹興酒蒸し        
・牛挽肉&たまごの土鍋ご飯
・砂糖莢と百合根の炒め物

客家料理というのは、東京でも一回食べたことがありますが、全体に薄味で素朴な料理です。この日いただいた鶏の紹興酒蒸しも土鍋ご飯も上品なものでした。

『ペニンシュラホテル』
食後は、プロムナードで香港の夜景を見ながらお散歩。不況のせいで、かなりイルミネーションは地味になったと言うことですがそれでも、派手派手の電飾がビルを飾っておりました。アテンド中のBさんとは、うまく行けば10時過ぎに落ち合う予定でありましたが、アテンドが気に入られたのか、まだ離して貰え無い様子。そんなことで、夜景観賞後は、やはり一度は押さえておかないといけない

ペニンシュラホテル!ロビーラウンジ!
私はカプチーノ、Hさんはローズティーで決めて、しばらく談笑。本当に良い一日でした。「台湾お茶の旅」の時は、茶館だけではなくて、茶藝館や博物館などもまわりましたから、もっと内容が豊富でしたが、茶館巡りだけであれば、一日3軒がマキシマムでしょう。朝の陸羽茶室も含め、楽しいお茶の旅が過ごせました。

さて、もう明日は帰国です。

香港お茶の旅(四日目)

『朝御飯』
昨晩は、11時過ぎの戻りで、慌てて荷造りを済ませて、就寝。
今日は、14時半頃のフライトなので、ホテルを12時に出るホテルコーチを予約。したがって、11時頃まで時間があります。そこで、午前中の予定として、朝御飯はアイランドシャングリラのアイランドカフェ、その後はパシフィックプレイスにてお土産を買うと言うものを計画しました。

先ずは、アイランドカフェへ。
ビュッフェでの朝食も久しぶり。オムレツ作ってもらい、パンも沢山取って、珈琲をがぶがぶ。
ビーフソーセージがあったので珍しいと思い食べましたが、これはすこし失敗。でもその他は全て美味しい。

続いて、パシフィックプレイスへ。お土産用にチョコレートなどを買って、予定終了。

『空港へ』
行きと同じように、帰りも大きなコーチ。
到着の時は、その大きさが良く実感できませんでしたが、着いてみると、これはでかい。私の乗る飛行機はCXですから、占有スペースもでかい。飛行機はやはり超満員。飛行機の中で、ケビンコスナーの新しい野球映画を観ながら過ごしました。

シンガポール到着、6時10分。豪雨でした。

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posted by たくカジ!!日記 at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国茶

1999年03月20日

台北お茶の旅

『旅行スケッチ』 
日 程:1999年3月12日(金)〜15日(日)の3泊4日。
行き先:台湾

『旅行のあらまし』
今回の旅行は、私の電脳上のお茶友達と昨年から計画してきたもので、台湾のお茶どころと茶藝館を巡り歩くという中国茶好きには意味のあるイベントなのですが、中国茶に興味のない方には(・_・?)という具合です。旅行プランの作成にあたり中心的な役割を果たした、私のお茶の師匠であるH氏は、猛威を振るったインフルエンザによりあえなく直前でドタキャン。

結局参加者は、日本からHさん、Uさん、Kさん、台湾からAさん、Mさん、そしてシンガポールから私の、計6名でした。中心人物のドタキャンにより、不安な始まりとなりましたが、台湾在住のお二人の尽力により旅程をつつがなくこなすことが出来ました。
本当にありがとうございました。

『出発まで』
H氏が、インフルエンザのため急遽旅行不参加という事になりましたが、私の方も3月決算事務の大きな変更があり、3月8日頃から大忙しの状況が続いておりました。おまけに悪いことに本社から決算準備応援として、私の元の上司が乗り込んでくることになり、台湾旅行と決算方針案の作成時期が重なることに・・・・。

ちょっと考えましたが、結局元上司を空港に迎えに行った際に事情を説明しご理解を得ることとしました。さて、元上司への事情説明ですが、この方昔気質で、正々堂々が好きなので、趣味のための旅行に行くので、今週末は手伝えないとお伝えし、了解して貰いました。でも、内心は冷や冷やもの。元上司の有り難さです。

『シンガポール発』
しかし、上海にいるときにはあんなに頻繁に旅行していたのに、シンガポールに来てからこれが最初の旅行。実に9ヶ月ぶり。思い起こせば、急にシンガポールへの転勤を命ぜられ、泣く泣く予定していたチベット旅行をキャンセルして以来のこと・・・。

まあ、感傷はこれくらいとして、シンガポール〜台北の飛行時間ですが、3時間45分かかります。SQ872便。時差がありませんので時計の変更も必要なし。当初予定のジャンボではなくエアバス(A340)に変更されていましたが、機内は8割程度の乗車率?。ウトウトするうちに台北の上空へ。大陸からの低気圧が張り出しているのか厚い雲に覆われています。

台北お茶の旅(一日目)

『空港到着』
台北は雨でした。晴れ男であるとの自慢が・・・。ところで、空港から・空港への道は混みます!Mさんに手配をお願いした車に乗ってから、ホテルまでは1時間半かかりました。「るるぶ」では50分となっていたのに。でも車はベンツでしたし、快適です。

『亞太大飯店』
空港で車に乗ったのが17時20分。待ち合わせの時間が18時半でしたので、楽勝かと思っておりましたが、予想外の渋滞で、着いたのが18時50分。遅刻だとあわててロビーに駆け込むと、すでに皆さんお揃いでした。Mさんファミリー(初対面でした。)、Hさん、Kさん(Hさんお友達)、Aさん、それからたぶんTさんとおぼしき方。すぐに荷物を置いて、一路欣葉世貿店へ。

(補足)Tさんは、H氏の知り合いで、途中飛び入りで参加された方です。最初の夜の食事と3日目の午後から参加の予定です。

『欣葉世貿店』
欣葉レストランではA津さんのご主人がお待ちでした。テーブルの席は、私の左隣がTさん、右隣がMさんのお子さん、辰樹くんと彩佳ちゃん。さっそくビールで台湾式に全員と乾杯を交わしました。料理はすべて美味しいものでした。特に、私は煮込んだ白菜が好きなので、フカヒレと鶏のスープの中で煮込んだ白菜が特に美味しかった。(^0_0^) 他では海老も蟹も野菜もすべて美味しくいただけました。隣のTさん曰く、ここは化学調味料を全く使わないお店なのだと。しかし、このお店の支店が西銀座デパートにあること、全然知りませんでした。

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さて、Tさんのことですが、メールでH氏のお友達とお聞きしていたので、面識があるのかと思いきや、華泰の林さんを介してのお知り合いであって、直接お会いしたことは無いのだと。う〜〜〜ん。不思議な関係です。Tさんは、北海道の方で、台湾には20回以上来ているレピーター!当初は学生時代のお友達が台湾に赴任したことがきっかけであったそうですが、今では友達の輪も広がってきているようでした。

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『清香齎』
13種類の美味しいお料理をいただき、次の目的である清香齎へ到着。予想通りのすてきなお店で、一目で気に入りました。女性オーナーの解さんはとても優雅な物腰の方で、お店の雰囲気も解さんのセンスでまとめ上げられています。茶器も、お花もすべてとても美しい。

住所   台北市忠孝東路4段181巷27号
電話   02-2771-8451
営業時間 午後1時半〜午後11時半
定休日  毎週月曜日

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さて、我々グループは、Aさんのお手前グループと陳さん(Mさんのお友達)のお手前グループに分かれて、Aグループは金宣茶、陳さんのグループ(σ(^^))は清茶をいただきました。お茶請けもパイナップルケーキやガオを数種類。宮廷菓子で有名な「京兆尹」のお菓子が楽しめるのも嬉しい限りです。ゆっくりと時間が流れていく感じです。陳さんに淹れていただいた清茶を飲みながら、お菓子も少しいただいて、約1時間。是非また来たいお店です。

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そんなことで、清香斎をあとにしました。明日からの過激なスケジュールをこなすために、本日はここまで。さっさとホテルに戻り寝ることにいたしました。


台北お茶の旅(ニ日目)

『朝御飯』
明けて、13日の土曜日。
朝御飯は屋台で食べようと前の晩に、HさんとKさんにお約束しましたので、翌朝は7時に出口に集合。
通りを渡ったところにある、麺類の屋台へ一目さん。私はワンタン麺。女性陣はワンタンのみ。ワンタンの中身の肉の味付けが、少し苦手でしたが、皮は美味しい。少し物足りないので、帰りに饅トウも一つ。蒸かしパンのようなものですが、皮が薄紫色。

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『坪林までのバスの中』
台湾2日目の朝、予定通りホテル近くの屋台で朝食を済ませ、本日一日、我々一行を乗せてくれるバスを、待ちます。さて本日の参加者は、Hさん、Aさん、陳さん、Mさん、Kさん、Uさん、武村の計7名。そしてバスは、25名乗りのゆったりサイズです。バスガイド嬢ならぬバスガイド爺の蒋さんは、Hさんの報告通り「ナニワ金融道」が入っていましたが、密かに私は、「段田安則 」も入っていると思いながら見ていました。ちなみに?、運転手さんは「不破万作」そのものでした。そんなわけで、相変わらずの雨空の中、バスは一路坪林へ。

時々思い出したようにガイド役を務める蒋さんが、道中無理な追い越しをかけた車があって、、台湾の車の運転マナーの悪さについて滔々と自説をひとくさり。そうです「無理な追い越しは事故のもと」です。納得!!そんなとき、運転手の万作さんは、しっかり前の車に無理な追い抜きをかけておりました。雨の中、つづれ折りの山道をバスはかなりのスピードで登っていきます。はっきり言って怖いです。

『坪林茶業博物館』
それでも無事、坪林へ到着。坪林は台北市内から南東へ31km。文山包種茶の主産地として有名ですが、ここにお茶の博物館があります。お茶の博物館としては、杭州の茶叶博物館のほうが大きいとの説明でしたが、私の比較では、建物・展示品ともこちらの方が優れているとの印象です。

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中は「活動テーマ館」「茶藝館」「マルチメディア視聴室」から構成されており、テーマ館は総合展示館と活動展示館にわかれます。総合展示館は、茶史・茶事・茶藝のテーマ別に展示されています。もう知っていることも多いのですが、ガイド役として付いてくれた鐘文元さんの説明を聞きながら体系的に見ていくことが出来、勉強になりました。「名茶器紹介」のコーナーもあり、目の保養が・・・。

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テーマを限定した活動展示館では、色んな野点のセットの展示されていました。台湾では野点が盛んなようで、野点の風景を写したパネルと、野点用の茶番、ポット、セットを入れるバッグ等々が飾られています。一人用は、座布団・茶器・ポット・バッグのセットですが、このセットで一人ずつが等間隔で並んで茶を淹れている風景のパネルがあり、少し宗教入っているのではとの皆さんの感想でした。茶藝館は、覗いただけですが、雨でなければ、庭園を見ながら、ゆっくりと、お茶をいただいても良いなとの感想でした。

『合歡茶宴風味餐廳』
さて、お昼ご飯。ここは、「坪林専業精緻茶膳」ということで、中国風茶料理のお店です。コース料理になっていて、食べたのは、

1.包種茶鵝 鵞鳥(ダック)の包種茶煮込み
2.東坡茶味 トンボーロハンバーガー。
3.白玉香芋 タロ芋の包種味のコロッケ。
4.翠玉茶蝦 手長蝦の天ぷら。翠玉の茶葉のみじん揚げがまぶされています。
5.包種燉鶏 レンコンと烏骨鶏のスープ
6.包種鱒魚 鱒の蒸しもの(包種茶味)
7.茶油麺線 お茶の油で炒めた麺(素麺)。
8.茶葉香酥 包種の葉の天ぷら。
9.名前不明 タケノコ(シナチク)と豚肉のスープ。

以上です。
気に入ったのは2と8。8は、茶葉にホットケーキのたねをつけて揚げたフリッターのようなものですが、中華かりんとうのようでおいしいものでした。9のシナチクと豚肉のスープはとてもこくのある味で、これもなかなか捨てがたい。ラーメンのスープを全部飲むと体に悪いから少し残す感じで、箸を置きました。合掌。

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『徳志茶園』徳志茶園
坪林のお店は、ほとんどがお茶屋さんです。その中で入ったのは先程、博物館でガイドをしてくれた鐘さんのお店。鐘さんは博物館のボランティアガイドをされていますが、本業はお茶屋さん。しばし、お茶を飲みながらの歓談となりました。お店でお使いの茶壺は何と常滑焼き!日本製のほうが良いのだそうです。

住所   住所 台北縣坪林郷水柳「月卻」84号
電話   02-2665-6359,02-2665-6448
営業時間 不明
定休日  不明(たぶん無休)

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その茶壺に近くの茶筒から無造作に包種茶を掴みだしては、お茶をどんどん淹れてくれます。だんだんに高いお茶になっていき、青臭さも取れて、香りと味がマッチしていきます。何と言っていいのか、どっしりとした味の文山包種茶でした。台湾に来る前に、辻倫子さんの書かれたレポートを読んできていまして、その中に坪林の包種茶作りの名人のことが書かれていたので、その人のことも聞いてみたかったのですが、このときはお茶をいただくことに忙しく、聞き忘れてしまいました。今度は、その梁さんという名人のお茶も飲んでみたいものです。結局、徳志茶園では4両のお茶を購入。美味しいお茶でした。

『九[イ分]へ』
さて、食事もすんで、お茶も買って、次の目的地九[イ分]へとバスに乗り込みましたが、時間を見ればちょうど2時。意識せずとも、H田さんの予定表通りにスケジュールは進んでいきます。恐るべし「H田師匠」!九[イ分]は、台北の東45km。金鉱で栄え、閉山後は寂れる一方であったようですが、「非情都市」のロケ地として名が上がり、現在では観光客もたくさん来るようになっているとのこと。たしかに、山の斜面に開けた街は、新しく住み着いた芸術家達の工房もあり、レトロでモダンな街並みです。雨の中、豎崎路沿いの茶藝館を見ながら階段を上って行った際の眺めは、実に良いものでした。

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『九[イ分]茶坊』
100年の歴史があるという建物を茶藝館に改造したのがこの九[イ分]茶坊。入り口で、お茶の葉とお茶請けを注文して、空いている部屋へ。一番海に近い部屋に入り、お茶を楽しみました。Mさんにお茶をお願いしたのですが、炭を使っており、湯温のコントロールが至難の業。お茶の葉も少し古いような・・・。窓からは、霧も入ってきて、とても感動的な夕陽を見学するにはほど遠い環境でした。茶藝館のあとは、街を散策し、一部買い物に走る人あり。私は、臭豆腐の臭いに閉口しながらの同行でした。

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『基隆』
さて、本日の最終目的地である基隆へ。ここは夜市で有名な街。先に、落雁とパイナップルケーキを仕入れていざ夜市へ。最初に、魚のすり身や、お肉や、腰の強いすいとんのようなものが、ゴチャマンと入ったスープ(超有名である由)をいただいて、次は「蓮霧」。確かに林檎のような梨のような味です。美味しい!それから、パパイヤ牛乳を飲みながら、夜市を眺めて、最後に薩摩揚げをつまみました。雨がかなり降っていたので、雨宿りしながらの夜市探訪でしたが、台湾の皆さんは元気です。

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『鴻餘名茶』
Aさんをお送りして、ホテルに着いたのですが、少し時間も早かったので(10時過ぎ)、11時まで開いているという鴻餘名茶へタクシーを飛ばしました。鴻餘名茶は小さなお店ですが、かなり良さそうな茶器が店内一杯に飾られています。私は、台湾で買って帰ろうと思っている竹の茶盤の大体の相場も見ておきたかったのです・・・・。パパイヤ牛乳のせいでおなかが一杯だったので、お茶をいただくことが出来ませんでしたが、茶盤の値段と品物の状態はチェック完了。ここは、もう一度ゆっくりと行ってみたいお店です。

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ということで、二日目のスケジュールも終わりとなりました。

台北お茶の旅(三日目)

『永和豆漿大王』
3日目の朝です。この日は朝食に鼎泰豊の小籠包を食べる予定ではありますが、胃が弱っているのでお粥でも食べないと、本日のハードな食事スケジュールはこなせないと判断。無理を押して、永和豆漿大王へ向かいました・・・・・・?HさんとKさんが同行です。さて、実際には、スターバックコーヒーがまだ開店していなかったための、モーニングお粥及び豆漿でしたが、タクシーに乗り込んで着いたお店は、カフェテリアスタイルの非常に小綺麗なお店です。サラダやケーキやパンが並んでいるはずのところに、白菜・サラダエンドウの炒め物が並び、スープの代わりにお粥及び豆漿が並んでいる様子は、奇妙に統一感があり、ミスドにでもチェーン展開してもらいたいと希望!食べたものは、カボチャ?のお粥と野菜の炒め物、Hさんグループの頼まれた豆漿と油条も少しだけお裾分けしていただき杏仁茶と一緒にお腹の中へ。回りを見ると、初老のおじさん(私のことではありません)が排骨麺をすすっていたりしていまして、朝からかなりヘビーな食事を穫っておられる。アジアは元気だ!?

『鼎泰豊』
次なる予定は、ニューヨークタイムズが世界10大レストランの一つとして選んだという、小籠包のディンタイフォン。8時にU田さんとホテルで合流し、一路鼎泰豊へ。8時半にお店についてみると、すでに日本人とおぼしきグループが並んでいます。お店の看板や、厨房の様子をカメラに納めているうちに、かなり並ぶ客も増えていきました。そこへ、恰幅の良い?ご婦人登場!お店の中へつかつかと入っていくと、厨房のコックさん達が一斉に挨拶を。う〜〜〜〜ん体育会系だ。かの女将、お店のオーナーでしょうか。開店は9時なのですが、並ぶ客も多くなったので、45分には開店。お店の中にはいると意外と大きなお店で、心配は杞憂に終わりました。

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さて、注文したのは、1.小籠包 2.小籠湯包 3.野菜餃子 4.豆沙包 5.鶏のスープ 以上5品。

1.小籠包:辻倫子さんの表現では「口の中で皮が溶けていく。」とありましたが、まあそこまで大げさでは無いにしても、皮の薄さ、肉汁の濃厚な味、どれも一級品。美味しいぞ。
2.小籠湯包:休日にしか食べられないメニューである由。小籠包よりふた回りほど小さい肉餡とスープで一セット。そのスープと肉餡を一緒にいただく形になっています。小籠包よりあっさり味の肉汁で、これもいけます。
3.野菜餃子:水菜のような野菜のみじん切りが詰まっています。もごもごしますが、あっさり味で美味しい。
4.豆沙包:あんこが和風味でした。胡麻饅頭も美味しそうではありましたが、こちらを選んで損はなかった。Hさんは、ご自分が半分以上食べたとおっしゃっていましたが、私も、ぢつは、かなり行ってました。
5.鶏のスープ:これも美味しいスープでした。次回は排骨チャーハンのお供で注文せねば。

『故宮博物院』
まず全体の印象。北京の故宮博物院との比較でいくと、建物は圧倒的に北京が優れており、展示物では台北が圧倒していると思えました。博物院の実見学時間はトータル4時間ほどで、かなり早めに見て回ったと思うのですが、とても見きれるものではありません。帰りに売店で、小学館から(博物院監修)出ている「故宮の精華50選」と言う本を購入し、展示品を思い返してみましたが見逃しもあるでしょうが、どうも3分の2程度しか見ていない気がします。あと2回ほど来る必要があるでしょうか。

展示品は、

1.宋 汝窯 天青無文楕円水仙盆
青磁ですが、汝窯の釉薬にはメノウの粉末が加えられており、独特の青色をしています。何とも言えない、優雅な形と、その上品な青色にしばし見とれました。重文の油滴天目茶碗も南宋の時代のものだと思いますが、この時代の陶磁器は、全く素晴らしいの一語です。しばし動けず。

2.清 翠玉白菜
半白半緑の翠玉を原材として、葉の先端にイナゴが2匹とまるみずみずしい白菜を削りだした珍品。翡翠をこんなに無駄に使ってと、愕きあきれます。

3.肉形石
白菜と同じフロアに展示してある、どこから見ても豚の角煮としか見えない「石」です。思わず、自然の造形力に脱帽します。

4.清 彫象牙四層透花提食盒
象牙を使った細かな細工ものが、沢山展示してありますが目を引くのは、この透かし彫りを施した、お弁当箱と、一本の象牙から削り出された13層からなる球。球は、大きな球の中に12個の球がマトリョーシカ人形のように入っており、どんな風にして作ったかも解らないと言う代物です。皇帝の権力の大きさを感じます。

5.郎世寧(ジョゼッペ・カスティリオーネ)の百駿図他
清の康煕から乾隆までの3朝に仕えたイエズス会の宣教師であり宮廷画家、カスティリオーネの「百駿図鑑」他は、西洋的でどこか東洋の優しさがあり、見飽きません。

と言う風に数え上げるときりがないほど、素晴らしい展示物のオンパレード。まさに、見るべし。それだけです。

『お土産品コーナー』
入り口近くのお土産品コーナーで、Hさんと同じく、博物院特性のマウスパッド、それから「故宮文物寶藏・陶磁器編」のVCDを購入。その他絵はがき・本も買いました。

『三希堂飲茶室』
しかし、博物館は見て歩いている間は良いのだけれど、ふとすごく足の疲れていることに気づきます。結局、10時前から1時半過ぎまで、ぶっ続けで見て回ったので、かなり疲れてしまい、ご飯も食べていないので(まあ朝飯を2回食べたことはありますが、)お茶する事にしました。三希堂飲茶室は、博物院の4階にあります。お饅頭・中国菓子などをお茶請けに、お茶を注文。やはり、入り口で茶葉を選んで、蓋碗でいただきます。私は、天霧茶(前にお茶友達のレポートで勧めておられたので)を注文。口に含んでからの香りの広がりが素晴らしいとあったので、楽しみにしていました。確かに、一煎目は素晴らしい香りでした。味も、渋みの好きな私としては好みの味です。しかし、蓋碗であったせいか、2煎目からは香りががた落ち。ちょっと肩すかしでした。あれが、ずっと続けばいいのだけれど。すっかり気持ちよく休んでいると、もう時間は3時を過ぎ。次の茗心坊での待ち合わせ時間が迫っている。慌てて、お店に電話を入れて送れることを伝えました。いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ、Uさんがいるから、言葉の心配が無く安心です。

『茗心坊』
元技術屋さんのご主人が、会社を辞めて始めた茶荘だとのこと。間口の小さいお店ですが、中には茶器と茶葉が並んでいます。ここで、Hさん、Aさん、Tさん、Sさん(Mさんのご友人で、通お願いしました。)と合流。都合、8人で、ご主人を囲んでの、お茶会となりました。

住所   台北市信義路四段1−17號1樓
電話   (02)700-8676
営業時間 不明
定休日  不明

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ご主人の林さんから、色んなお茶をいただき、お話を伺いましたが、興味を覚えた話しは、

1.茶葉治療
これは、茶葉を再焙煎して(治療)して、美味しいお茶にするというもののようです。治療前のお茶と、治療後のお茶の飲み比べてみましたが、確かに、治療後のお茶は、草っぽい(泥臭い)味が消えており、すっきりした喉越しの良いものに変わっています。不思議ではありましたが、このお茶の味は好みではないのです。それが残念。

2.水のお話
茶壺へのお湯の注ぎ方で、お茶の味の丸みが変わる。これも、実際に実験していただきました。林さんは元技術屋さんですから、話し方が理詰めです。お水についても、乱暴に注ぎ込むとパーティクルが壊れてとげとげした味になるのだとの意見なのです。確かに、ゆっくりと茶壺にお湯を注ぎ込んだお茶の方がまろやかでした。渋みも捨てがたい私は、紅茶を例にとって紅茶のお湯の注ぎ方は叩きつけるようにするほうが、良いと聞いていますがとお聞きしましたところ、ゆっくりと注いで淹れたお茶の方が体に良いのではとのお答えでした。嗜好品だから体にいい悪いでは無いと反論しようかと思いましたが、林さんの穏やかな顔を拝見していると、まあそんなことは個人の好みの問題かと反省。こちらに戻ってから、中国茶については、語りかけるようにゆっくりとお湯を注ぐようにしております。

3.茶油
茶葉治療に関係しているのですが、治療後の茶葉は茶油が出易いのだそうです。たしかに、茶杯の上澄みには茶油がきらきらと輝いています。坪林のお茶屋さんでも茶油を売っていましたが、お茶を淹れる際にも、茶油が出ていることは知りませんでした。ツバキ科だし、油が取れるのだから、茶葉から油が抽出されても不思議では無いのですね。でも、いままで意識して見たことが無かった・・・。

その他には、自家製のお茶のお酒も飲ませていただきました。ブランデー・ウィスキー・ほかのお酒をブレンドして造るのだとのこと。少量で酔っぱらいました。かなり強いお酒です。結果的に、かなり長居をさせていただきました。みんなで最後に集合写真を撮って、お茶を購入して、次なる目的地へ。二手に分かれ、AさんとTさんは、上園茶荘へ。残りのメンバーは、買い物へ。

『茗泉茶荘』
買い物グループの最初のお店は、台北駅近くの來來シェラトン地下にある茗泉茶荘。ここは、茶器が有名なお店なのだそうですが、私は全く知りませんでした。確かに綺麗な茶器が所狭しと置かれています。でも、高い!!華泰の値段を考えて見ていくと、やたらに高い気がします。茶壺は買う気がないし、陶磁器は高いし、竹の茶盤は気に入ったものがないしで、早々に購入を見送り。残念ながら、どうも、好みの店ではありませんでした。

『陸羽茶藝中心』
次に、陸羽茶藝中心へ。天仁茗茶の2階にあるお店ですが、私以外の方は、既に初日に訪れておられます。坪林の博物館で見た野点のセットが売っておりました。その他、目に付いたのは茶壺を包むマジックテープ付きの布。茶杯をくるむカバーもセット売っており、茶杯を6つ程度、カバーにくるみ、茶杯と一緒に茶壺を布の真ん中に置いて、布の四隅をたたんでマジックテープで止めれば、茶壺の持ち運びにとても便利そうです。今度、茶壺を持ち帰るときは、これを使えば問題無しです。

『伍中行』
続いて、伍中行へ。ここは乾物の専門店ですが、カラスミで有名なのだそうです。欣葉世貿店で食べたカラスミが美味しかったので、購入することに。安かったですよ。

『CDショップ』
最後に私のわがままで、CDショップへ大急ぎ。台湾はCDが安いと聞いていましたので、シンガポールで買わずにいた阿妹のCDを探しました。でも売り切れ!「そんな馬鹿な、だんご3兄弟じゃないんだから。」なんてことは考えませんでしたが、それではと、サンディラムと動力火車のCDを購入。やはり、安かったです。こちらの半値でした。ご協力感謝です。

『天香楼』
CDショップから慌てて、リッツ・ランディスへ。このホテルの地階に「天香楼」があります。Aさんが、このお店のシェフと交渉していただいて、作っていただいた茶葉料理は美味しいの一言。言うことありませんでした。ただ、最初に写真を撮っては、食べるの繰り返しで、いつのまにかデザートでした。かなりの健啖家の私も、最後のデザートは少し残しました。

住所   台北市民権東路二段41号
電話   02-2597-1234
営業時間 12時〜14時、18時〜21時半
定休日  年中無休

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味・ボリュームとも満点。と言うことでお料理ですが、

1.前菜各種龍井蝦仁:鶏の冷製、カシュウナッツと茶葉の炒め物、薫製の卵他
2.茉莉豆腐脳:ジャスミンの香りと薄味をつけたお豆腐(冷製)
3.龍井渓蝦仁:あまりにも有名な茶葉料理の代表格ですね。
4.緑茶魚米翅:ふかひれのスープですが、緑茶のかすかな味が。                  
5.冬筍酥茶衣:タケノコと揚げた茶葉。
6.普耳[火隈]牛[月南]:プアール茶で煮込んだ牛肉。
7.烏龍燻鮮[魚昌]:マナガツオの炙りもの。ウーロン風味。  
8.竹笙緑茶麺:茶ヌードルです。美味しかった。                          9.精緻鮮果盤茶麺
10.酒醸茶湯園:満腹で食べれませんでした。残念(;_;)。

料理の内容の表現が違っているかも知れませんが、とにかく、こんなお料理を食べることが出来ました。シェフと交渉して、これらのお料理を注文していただいた、Aさんにあらためて、感謝申し上げる次第です。

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『萬全茶行』
さて、本日最後のスケジュールである、萬全茶行に。「るるぶ」にも故宮博物院の三希堂へお茶を卸している店として紹介されていたので、期待していきました。このお店は、阿里山で茶葉を生産している、陳さんという女性経営者が1年ほど前から開けているお店だとのこと。特に、東方美人には自信を持っておるようでした。ただ、他のお店のお茶について、着香していると非難めいたコメント言ったり、最初にあまりにもまずいお茶を飲ませたりで、独善的な傾向が強く、良い印象を持ちませんでした。しかし、たくさんお茶を勧められ、お話の相手をしているとやはり何か買わないといけないような気持ちになり、結局、東方美人を少々購入。気が弱いのです。ということで、あくが強いご主人のお店で、あくの強いお茶を飲んで、少々お茶酔いの状態でホテルへ。

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明日はいよいよ最終日です。

台北お茶の旅(四日目)

『マックで朝食』
予定していた、24時間営業の飲茶のお店がお休み?でしたので、やむなくマックへ。台湾では、まだ牛が農作業等で広く使われており、牛はあまり食べないそうです。したがって、マックもチキンと、ソーセージ(これは豚です。)のみ。エッグソーセージバーガーとコーヒーを買いました。

『林華泰茶行有限公司』
ホテルチェックアウトのあと、私の最後のスケジュールである林さんのお店へ。お店には、林さんのおじいさんがおられました。94歳になられるのかな。肌もつやつやでお元気そうでした。ここで、工場を見学させていただき、お茶も購入しました。林さん、本当にありがとうございました。

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『空港へ』
10時前にはMさんも、林さんのお店に来られ、空港への車も到着。排骨麺を食べ損なったけれど、大満足の4日間でした。

最後に結論として、

台湾は、美味しい。是非行くべし!!


posted by たくカジ!!日記 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国茶