2017年03月26日

赤塚不二夫祭

赤塚不二夫祭 "これでいいのだ”
3月25日(土)17:00開演(16:20開場)
渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール
出演:青島美幸(作家)、赤塚りえ子(赤塚プロ社長)、坪内祐三(作家)、山下洋輔(ミュージシャン)、中村誠一(ミュージシャン)、村上ポンタ秀一(ミュージシャン)、五木田智央(アーティスト)、宇川直宏(アーティスト)、篠原勝之(ゲ−ジツ家)、山本晋也(映画監督)、安齋肇(イラストレーター)、しりあがり寿(漫画家)、五十嵐隆夫(元「週刊少年マガジン」編集者)、大野方栄(ジャズヴォーカリスト)、石橋英子(ミュージシャン)、かわいしのぶ(ミュージシャン)、海堀弘太(ミュージシャン)、坂田明(ミュージシャン)、ジム・オルーク(ミュージシャン)、武居俊樹(元「週刊少年サンデー」編集者)、谷川俊太郎(詩人・録音参加)、中村誠一(ミュージシャン)、南伸坊(イラストレーター)、山本達久(ミュージシャン)、山崎ハコ(ミュージシャン)、ROLLY(ミュージシャン)、ワハハ本舗 、喰始(構成作家)
構成・演出:高平哲郎
料金:全席指定4,000円/高校生以下1,000円

『年齢層の不思議』
『天才バカボン』&『もーれつア太郎』50周年を祝いでの赤塚不二夫祭なので、出演者もあの当時赤塚先生と遊んでいた山下トリオを中心とする人たち、そして構成・演出が高平さん。ということは、いわゆる、ということですから、サブカルフレーバー満載のイベントになるはずですよね。

ところが、さくらホールについて見ると、結構若い世代も多く、しかも子供連れが目立つのです。もちろん私と同世代の人々も多く集まっていますが、ロビーには?!

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でも、ワハハ本舗の梅垣さんもいて、うなちゃんと一緒に写真に収まったり。
https://twitter.com/sinseilife/status/845538206384742401

一言で言うと『混沌』臨むところですが、園児や小学生がクマさんや伸坊さんの話を面白がるかなあと、しかし山下さんのフリージャズは通じるかもなあと、考えつつ入場したのではありました。

※あとでフライヤーを見てみると、料金の欄に料金:高校生以下1,000円の文字。
 そして渋谷区の協賛イベントなので、渋谷区民であれば料金が半額!なるほどね!

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『演目』
これだけの出演者ですし、山下さんたちの演奏もあれば、参加者による対談もあり、当然ながら時間オーバーの連続となりました。客としては、17時から始まっていますし全体で5時間位の長丁場も覚悟していたのですが、会場の都合とか色々あるのでしょう。手塚治虫先生のお嬢さんの手塚るみ子さんのTwitterです。

https://twitter.com/musicrobita/status/845601312246968320

Twitterの通り、確かに詰め込みすぎのきらいはありましたし、赤塚先生が大好きな皆さんが集まった訳ですから、話が長くなるのは仕方のないことですし、予定していた演奏はたぶん全部(少し曲数が減ったかもですが・・・)聴くことが出来ましたので、私も至福状態でした。

特に、開始早々山下さんとポンタさんのフリージャズデュオが演奏された後の最初のトークセッションは最高でした。司会が山本晋也監督で、舞台に登場したのは南伸坊さん・篠原勝之さん・坪内祐三さん。最初にかましてくれたのはゲージツ家のクマさんの「毛じらみ話し」

クマさんが赤塚先生と飲んでいた時に、クマさんが毛じらみを貰ってしまい、毛じらみを観察していたら左手であそこの毛を掴んだので、あ奴が”ぎっちょ”なんだとわかったんだとの話したのだそうだ。そうしたら赤塚先生が非常に羨ましがって、是非毛じらみの女性を紹介して欲しいと言い出した。クマさんが紹介したところ、赤塚先生はいつのまにかことを済ませ、クマさんに見事に毛じらみが感染ったと報告してきて、『クマさん、あれは愛の昆虫だ。』と嬉しそうに語ったとのだと!確かに愛の行為で伝染るからそう呼んでも良いのかもだけど、とにかく好奇心旺盛な赤塚先生、漫画を描きながら、そのペン先で毛根にいる毛じらみを掻き出していた先生ってやっぱりすごい人だよねえ。

クマさんは赤塚先生との思い出話は、とにかく下半身の話が多いから、こんなところで話せないことばかりと言いながら、もう一つ披露してくれたのは「トンちゃん」の話しでした。赤塚先生は自分の分身に「トンちゃん」という名前をつけていたそうなんですが、その当時のアングラの人たちと飲んでいると始まりがちな喧嘩を素早く察してトイレに隠れ、「トンちゃん」にマジックで顔を描いてトンちゃんを使った腹話術でその場を納めたというお話。

この「毛じらみ」と「トンちゃん」の話し、お母さんと一緒にこのイベントに参加している少年少女の皆さんにどう聞こえたでしょうね。たぶん良い意味でも悪い意味でも、一生忘れられない経験になったことでしょうね。

山本監督が紹介した布団のエピソードも赤塚先生の面目躍如のエピソードでした。監督が初めて先生の下落合の自宅を訪問したとき、先生から何時何分頃に来てくれと時間の細かな指定があったそうだ。監督が自宅に向かって川っぷちを歩いていると道路に布団がひいてあって先生が寝ていたそうだ。監督が『どうしたんですか先生?』って聞いたら、先生が『面白い?』って聞いたんだ・・・。そこはかですよねえ。

その他のトークセッションには、漫画家の先生方、それから青島さんと赤塚先生のお嬢さんたち、それから武居俊樹(元「週刊少年サンデー」編集者)と五十嵐隆夫(元「週刊少年マガジン」編集者)も登場。みんながみんな赤塚先生が大好きだったんだなあ、そして赤塚先生とのお付き合いの中で嫌な思いを全くしていなかったのだなあと思わせるエピソードのオンパレード。トークセッションの間に披露される、漫画の主題歌や赤塚先生の好きな映画音楽。全てが素敵な時間でした。山下洋輔さん、坂田明さん、中村誠一さん、本当に良かった!!

『山崎ハコさん』
さて最後にハコさんのことです。
ハコさんは当初このイベントに参加する予定ではありませんでした。しかし間際になってハコさんサイドから出演することになりましたとの告知がありました。この日、会場に張り出されたお知らせです。

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さて、ハコさんは誰の代わりだったのか?最初は研ナオコさんと思いましたが、ハコさんの掲示板で出演を報告したのは3月11日ですので、研ナオコさんの怪我の10日も前です。ですから、構成の高平さんの何らかの考えで急遽出演が決まったというのが正しいのでしょう。ハコさんは直前の大阪でのライブで、『赤塚不二夫祭からお声がかかったのは、ハコさんの口癖が「シェー!」だったから』って話されておられたみたいですが、これが本当かどうかがわかりません。

ということで『赤塚不二夫祭』でハコさんが披露したのは『ニャロメのうた』と『リンゴ追分』
そうして伴奏は山下洋輔さん!最初の『ニャロメのうた』はもちろん『もーれつア太郎』のイメージソングですし、赤塚先生の作詞だから、誰かが歌わねばの唄をハコさんが歌ったということですが、『リンゴ追分』は赤塚先生が美空ひばりさんが大好きだとお聞きして選曲したとのMCがありました。

ハコさん、『ニャロメのうた』ではお得意のファルセットシャウトを披露。『リンゴ追分』では山下さんのピアノで、よりジャージーに歌いあげてくれて鳥肌モンでした。
いやあ、このイベントに参加してよかった!と思った瞬間でした。



posted by たくカジ!!日記 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常雑記
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