2017年01月13日

蜜蜂と遠雷

『ご本、出しときますね?』
年末のテレビ番組をチェックしていて、文筆系トークバラエティ「ご本、出しときますね?」というBSジャパンの番組のことを知りました。なかなか民放のBS番組まで目が届かないわけですが、この番組は「ゴッドタン」の佐久間プロデューサーの番組なのでした。しかも司会がオードリーの若林さん。

去年の4月から6月までの3ヶ月、12回放送したとのことですが、お正月に特番をやるということで過去の番組を宣伝を兼ねてすべて再放送してくれましたので、録画して全て視聴。全部面白かったのですが、特に西加奈子さん、朝井リョウくんとの回それから角田光代さんとの回、それぞれに最高でした。

で、お正月の特番です。ゲストが、朝井リョウ、西加奈子、村田沙耶香、綿矢りさ!
なかなか『蜜蜂と遠雷』にたどり着きませんが、この番組で朝井リョウくんが、
「悔しいけど…面白かった一冊」として紹介したのが『蜜蜂と遠雷』でした。

『蜜蜂と遠雷』
この小説を、朝井くんはこんな風に評論しています。
『蜜蜂と遠雷』 評・朝井リョウ(作家) ヨミウリ・オンラインより

さすが小説家!この過不足のない紹介!
そして、朝井くんも唸った『コンクール参加者がピアノを弾く、という映像的には同じ場面が何度も出てくるが、どのシーンにも異なった手触りがあり、読んでいて全く飽きない点。音楽という、文字では表現しづらいはずの芸術をあまりにも豊かに描き出す著者の恐るべき筆力』についてはまったく同感です。

自然児が天才ピアニストに素質を見出され、コンクールに挑むという展開はコミック『ピアノの森』に似ていますし、主人公と勝るとも劣らないたくさんのキャラクターがライバルとして登場するところもコンクールを描いているわけですから一緒なのですが、物語のすべてがコンクールのなかで進んでいく展開なので、より濃密な感動を味わうことになります。一次予選、二次予選、三次予選そして最終の本戦とストリーが進む中で、恥ずかしながら何回か涙が溢れて止まりませんでした。

恩田陸さんは、この作品で今月の19日に発表される第156回の直木賞候補になっていますが、この素晴らしい作品で直木賞を受賞されることを願っています。

『本の情報』
遠雷と蜜蜂.jpg 蜜蜂と遠雷 単行本
 恩田 陸 (著)
 単行本: 507ページ
 出版社: 幻冬舎 (2016/9/23)
 言語: 日本語
 ISBN-10: 4344030036 ISBN-13: 978-4344030039
 発売日: 2016/9/23


タグ:恩田陸
posted by たくカジ!!日記 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) |
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