2017年04月19日

矢野顕子×上原ひろみ TOUR 2017

矢野顕子×上原ひろみ TOUR 2017 「ラーメンな女たち」
2017年4月18日(火) 東京文化会館大ホール
矢野顕子 (vo/p)、 上原ひろみ(p)
music charge ¥7,500
door open: 18:00
show start: 19:00

『軽くね!』
上野駅で友人と17時過ぎに待ち合わせ、軽く一杯やってから会場に向かおうという算段です。弟と一緒だったら「上野藪そば」なのですが、友人は蕎麦が駄目なので、それではと「夜行列車」も考えましたが、日本酒だとせっかくのコンサートで眠気が襲ってきそうなので、ビールを選択。UENO3153ビル地下の銀座ライオンへ。大ジョッキ1杯と中ジョッキ1杯を軽くやって、会場へ!

「超満員」
東京文化会館大ホール入り口の案内板
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お花!清水みっちゃんさすがセンスが素晴らしい!
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そして会場内へ。超満員です。熱気がすごい!
でも隣の2席に人が来ない、最後まで来ない、何が二人に!??もったいない!
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『前半のステージ』
開演前の場内アナウンス。担当は矢野顕子さんと上原ひろみさん、MC得意の矢野さんとMC苦手の上原さん。お二人の特性が存分に発揮されたアナウンスメントでした。

さて1曲目は『ラーメンたべたい』
矢野さんによると2つある『ラーメンたべたい』の古い方のやつで”旧ラーメン”と呼んでいるものだそうです。『So What』をモチーフにしたリフで始まり、矢野さんのの歌が続き、上原さんの怒涛のピアノが追いかける。5年前の「NHKホールコンサート」では遠慮しあっていて、デュオ〜ソロパート〜ソロパート〜デュオというジャズのオーソドックスな構成であったものが、今日は完全に融合しています。Facebookに思わず”親和性が増している”なんて投稿してしまいましたが、最初から凄いものを見せられています。

2曲目は『東京は夜の7時』
MCなしで2曲目へ突入。5年前に上原さんのピアノのことを『この人のピアノの中に、いままで自分が好きだったピアニストを見いだし(それはマッコイ・タイナーであったり、マル・ウォルドロンであったり、ダラー・ブランドであったり、チック・コリアであったり、山下洋輔であったりしますが。)それが見事にまとまり上原ひろみのピアノとして聞こえてくる』と書きましたが、あれから更に様々なミュージシャンと共演する中で、彼女のピアノはタイトな曲であろうとグルービーな曲であろうとその瞬間に一番必要な音とテンポを理解し演奏出来るスキルをアップしているように思います。本当に稀有なミュージシャンです。

3曲目は『おちゃらかプリンツ』
わらべ唄「おちゃらかほい」とウェイン・ショーター「フットプリンツ」を”アップルペン”のように合体した曲です。童謡〜怒涛のジャズ〜童謡でした。

4曲目は『真っ赤なサンシャイン』
この曲は、美空ひばり「真赤な太陽」とビル・ウィザース「Ain't No Sunshine」の合体。
この曲もなっていって良いのか!!??名曲「Ain't No Sunshine」でブルージーに始まり、テンポアップしながら「真赤な太陽」へ収束するって、どうしてこんなことを考え構成できるのか?まさしく矢野顕子ワールド全開、そしてそれを見事にバックアップする上原さんのピアノ。見事なブルースナンバーでした。

矢野さんは去年でデビュー40周年、上原さんが40周年を迎えて何をやるの?って聞いたら、矢野さんがなにか挑戦することをやりたいねって答えて、上原さんがこの40年で何が一番大変だったって聞いたら、前回の上原さん共演の時が生涯で一番練習してことを思い出しただった由。だからその苦労を覚えているのに、なぜに再び一緒にやろうと考えたのか?

それは一番楽しかったのも上原さんとの共演だったから。『上原さんと一緒に創る音楽は一緒の曲をやっても、毎回すべて違う!だから大変だけど、また生涯で一番練習して、この演奏会に備えたのよ』みたいなことを矢野さんは話されました。

5曲目は『DREAMER』
上原さんのオリジナルスコアに矢野さんが歌詞をつけた曲。
上原さんの叙情的な美しいメロディーに乗って、美しい夢に向かって旅立ちなさいと歌い上げる矢野さん。ホールが超絶テクニックによる音の洪水で溢れたかと思うと、曲調はリリカルなピアノサウンドに変化を遂げる。しかし、曲全体を貫く疾走感に変化はなく、我々は心地よいドライブ感に包まれる。至福でした!

6曲目は『飛ばしていくよ』
矢野さんの最新ヒットチューン。
二人のピアノの絡み合い最高でした。この疾走感、なんて素晴らしいんだ。
なんだよ、まだこれで前半なんだよ。もうすっかり満足したけれど、もっとやってくれるんだね。
ありがたいと思いつつ20分間の休憩となりました。

『後半のステージ』
後半1曲目は上原さんのソロで『THE TOM AND JERRY SHOW』
超絶技巧の速弾きがあって、カクテルピアノがあって、終わったかと思ったら、さらにジェリーが逃げ出して、トムとジェリーはもうひと騒ぎ。楽しさマックス!大拍手!

2曲目は矢野さんのソロで『SUPER FOLK SONG』
曲を始める前に、私がブログ『来週は「矢野顕子×上原ひろみ」』で紹介した下の階の住人のお話を披露されました、下の階の奥さんはジュリーさんと言うんですね、聞き間違えでなければ。

糸井重里さん作詞の『SUPER FOLK SONG』楽しい!
歌詞は、⇒ http://j-lyric.net/artist/a0018f1/l003ede.html


矢野さんのソロが終わり、上原さんがグッズを持って入場してきました。
矢野さんはしっかりとグッズについて説明、販売促進を繰り広げた後に、グッズが売り切れたことも説明。でも明日グッズだけ購入に来ればって、あんたは鬼か!

ということで、グッズにはこんなものがありましたよ。
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3曲目は『CHILDREN IN THE SUMMER』
またデュオに戻って、この曲。これも糸井さんの作詞ですね。
今日のほぼ日、糸井さんが『今日のダーリン』で演奏会の感想書かれています。

感想の部分を引用しますと、
   『それにしても、昨夜の上野「東京文化会館」での
   「矢野顕子×上原ひろみ」のコンサートは、すごかった。
    音楽の激流に洗われて細胞が活性化したという感じ。
    まだ、余韻が消えそうもないです。』


さすが糸井さん、文章の達人。”細胞が活性化した”って、書けないよなあ・・・。

4曲目は『こいのうた』
上原さんの作詞。美しい曲です。もうそれだけ。

5曲目は『ホームタウン・ブギウギ』
笠置シヅ子「東京ブギウギ」と「ニューヨーク・ニューヨーク」の合体。
矢野さんのスキャット全開!で「東京ブギウギ」・・・、なのにこれが「ニューヨーク・ニューヨーク」につながっていって、ヤンキースの試合の終了後の風景なんかを思い出しつつ、すっかり聞き惚れましたよ。

6曲目は『ラーメンたべたい』
最後の曲は『新ラーメンたべたい』で締めです。
こちら旧よりかなりアップテンポのナンバー。しかしどんだけラーメン好きなんだ。
この曲も、圧倒的なドライブ感に、痺れまくりでした。

アンコール1曲目は『そこのアイロンに告ぐ』
矢野さんの『私達の最大のヒット曲』とのMCで始まりました。
格好いい歌詞だよなあ! ⇒ http://j-lyric.net/artist/a0018f1/l01cbdd.html
演奏が始まって、矢野さんが何やれ探している。でも見つからない。途中のMCで次の曲の準備をちゃんとやるのだと言っていたのに・・・。結局係の人が譜面を持って登場!!

それから2曲目は『GREEN TEA FARM』
上原ひろみさんの作詞作曲の曲 
歌詞は ⇒ http://j-lyric.net/artist/a0018f1/l01ee80.html
この2度めの上原ひろみ伴奏・矢野顕子歌でした。美しい歌です。

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この日の演奏会、矢野顕子さんと上原ひろみさん共演の演奏会ではありましたが、全体としては矢野顕子さんの音楽の世界を、上原ひろみさんが全面的にサポートして盛り上げたとの印象を持ちました。デビュー以来独自の世界を作り上げ、さらに世界を広げようと挑戦する矢野顕子さん。全世界で彼女の演奏を待っている多くの人がいるのに、ちゃんと故郷浜松を忘れず、静岡で必ずコンサートを開き、『GREEN TEA FARM』という曲を作り、もちろん日本各地でもコンサートを開いてくれる上原ひろみさん。

5年前のブログにはこんなことも書きました。
『この人のピアノを聴くといつも、長生きして良かったなと思います。
 この人の演奏に立ち会えることの幸せを感じます。』


あと何回上原ひろみさんのコンサートを聴くことが出来るのだろう?
先ずはこのチケットを確保せねばです!

上原ひろみ、世界的タップ・ダンサー熊谷和徳との初の全国ツアー開催決定!

posted by たくカジ!!日記 at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽