2017年04月02日

世界選手権男子シングル

『史上最高の最終グループ』
そんな形容も大げさではないと思う今回の世界選手権男子シングル。
今までも熾烈なメダル争いはありました。例えば、長野オリンピックのクーリック・ストイコ・キャンデロロの戦い、トリノオリンピックのプルシェンコ・ランビエール・バトルの戦いです。でもそれはいずれも三つ巴の争いであり、今回の世界選手権のように最終グループの6人すべての熾烈な争いというものはありませんでした。

この熾烈な争いのもたらしたのは、もちろんこれまでの戦いで羽生結弦選手が叩き出してきた(池崎風に言えば空前絶後の!)高得点だと思います。あの高得点、あの4回転が多くのスケーターの心に火をつけ、技術点の基礎点が100点を超えるプログラムに挑ませることになりました。

しかし多くのスケーターの心に火をつけた羽生選手自身が練習過多!??(もちろん理由はそればかりではないのでしょうが)による足の怪我に悩まされることになり、あの”陰陽師”のプログラム以降、満足のいくスケーティングを披露することができなくなっていました。

この状況にゆずファン(もちろん私を含めての!)はかなり鬱々していたと思います。昨年の12月のグランプリファイナルには勝ちましたが、FS得点は187.37点(技術点96.01点、演技構成点92.36点、減点1.00)。こんなのゆず君ではない!断じてない!

そんな気持ちの中での、あのショートプログラム、そしてあのフリーだったのです。
ショートプログラムでトップに立ったフェルナンデス選手との得点の差は10.66!フリー演技での羽生選手とフェルナンデス選手のプログラムの基礎点に10点の差があるので、羽生選手が完璧な演技をすれば逆転可能であるとの指摘はあったものの、4回転サルコウのコンビネーションがずっと成功していない状態を見ると、その可能性は限りなく低いように思えたのです。

ところがです。羽生選手はやはり羽生選手でした。この演技!永久保存版です!

と言ってもまだISUの映像がアップされていませんでに、ファンがアップした映像です。
Yuzuru Hanyu Helsinki Worlds 2017 Free Skating 1/4/2017 Darren Tanさんの映像より

ファンの人の手持ちのビデオ映像なんですが、余計なズームなんかがなくて、しっかりと遠景からの演技映像が撮られています。けっして鮮明な映像ではないのですが、会場に集まったフィギュアファンの興奮も直に伝わってきて、見るだけで感動する映像になっています。これはこれで保存版だなと思います。

『スコア』
スコアを引用しておきます。
ISU World Figure Skating Championships 2017 MEN FREE SKATING

羽生選手のスコア、GOEでマイナスがまったくありません!
Total Element Scoreがなんと126.12 それから、Program Componentsがなんと97.08 
NHK杯の陰陽師では97.20とほとんど同じ得点です!
ISU GP NHK Trophy 2015 MEN FREE SKATING

このスコア、見ていて本当に飽きませんね。
でも、まだまだ伸びしろがあることも見えてきます。羽生選手はコンビネーションジャンプも含めて4度4回転を飛んでいますが、GOEの最高点は2.71。これに対して宇野選手は3A+3Tですが満点を叩き出していますし、フェルナンデス選手は冒頭の4回転トウループで満点を叩き出しています。伸びしろありですね!

試合後のインタビューでの羽生選手です。
羽生3季ぶり王座奪還「科学的に人間は5回転まで跳べるらしい」 Yahoo!ニュースより

『この構成、4回転を4本、トリプルアクセルを2本、コンビネーションを
 すべて後半にもってくる構成をまず試合でやりきる自信がついたのが大きい。
 ただ、SPとフリーを揃えるのが1番大事。そういう意味では五輪に繋がるのは、
 まず4回転4回の構成をやり遂げられた自信を持てたことと、
 SP、フリーを揃えるための課題が見つかったことかなと思います』


大丈夫そうですね!


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posted by たくカジ!!日記 at 08:23| Comment(2) | TrackBack(0) | フィギュアスケート